1949-04-14 第5回国会 衆議院 運輸委員会 第5号 現在の路線は御承知のように急勾配三十幾度に達しまして、二十数箇所のトンネルが延々として連なりまして、公衆衛生の面から見ましても、かつまた輸送力減退の点から見ましても、実に文化国家の一障壁として、南九州開発上の矢嶽峠の一大難路を回避し得ることを得ば、宮崎、鹿児島、熊本三縣の産業復興上、眞にもつて大なる便益をもたらし、國力復興途上きわめて緊急の施策と考えられまして、これが実現の一日もすみやかならんことを 川野芳滿